VW街角ウォッチング
TYPE1編 その32
青空ちゃんを車検で預けている間、お借りしたTYPE1を今回ご紹介。
まずはフロントから。高年式の6Vルック車です。フェンダー、フロントフード、エプロン等も低年式用に交換してあります。
ヘッドライトはマルチリフレクタータイプ。フロントフラッシャーは'58~63年式までの小型タイプ、バンパーはシングルタイプですね。
フェンダーは塗装ではなくて、錆です。
リアもフェンダー、エプロン、フード、テールランプ等を低年式に交換。右フェンダーだけ錆です。
バンパー右下にバックアップランプ付き。マフラーは、名前なって言いましたっけ??
エンジンルーム。ノーマルの1600ccだそうです。フードを保持するバネが付いていないので、つっかえ棒で保持させております。(笑)
実際に運転してみて、やはり1200ccしか知らない私からすれば、パワフル。坂道も余裕がありますね。エンジン音が室内で聞くと、青空ちゃんより静かなので、ついついギアを3速のままシフトアップするのを忘れてしまいます。
室内です。
シートカバーが破れております。でもシートヒーター付きです。
ステアリングは2スポークタイプで、低年式のようなホーンリングはありません。
元はおそらく、ダッシュパネルはプラスチックパッド付きだったのだと思いますが、スチールダッシュ仕様にしてあるのだと思います。
シフトはハーストタイプのクイックシフター搭載。ギアチェンジの感触は、青空ちゃんよりもスコスコ入るのは良いのですが、バックに入れるのにノブの下にあるリングを指で引っ張りながら左下に入れると言う操作が、どうも扱いづらい。そして、シフトロッドが曲がっているため、シフトポジションが手前になるので、ノーマルになれてしまっている私にはちょっと操作しづらいですね。慣れの問題ではあるでしょうが・・・。
ペダルはこんな感じ。B、CペダルカバーはEMPIタイプですね。
TYPE1の足下は先細りになっており、ペダルはセンタートンネルよりに配置されます。
これは右ハンドルなので、青空ちゃんに乗っているときとは逆に、体を左側にねじる感覚で運転する必要があります。
ダッシュパネル。オリジナルでは、スピーカーグリルが付いていたりしますが、そこは板金で埋めて、メーターを追加。
回転計、油圧、油温計が付いております。コラム部にデジタルメーターが付いていますが、何のメーターだったかな??ちょっと忘れました。
右、左ハンドル関係なく、フラッシャーレバーは左コラムについており、左手で操作となります。
グローブボックスを開けると、フロントフードロックレバーがあるところが高年式の証、でしょうか。青空ちゃんはこのようになってませんからね。
右に見える四角い物は、シートーヒーターのコントローラー。右上のボタンはヘッドライトスイッチです。
右下にちょっとだけ見えているのはシガライターソケット。
写真には写っていませんが、ヘッドライトスイッチの右横にワイパースイッチ、その下には部バストヒーターのコントロールスイッチがあります。
ワイパーは低年式と違い2段階のスピードスイッチですので、引っ張らずに回すタイプです。
ルームミラーは純正ではなく、社外の物が付いています。名称は知りません。(笑)
カメラを構えた私が映っていますが、後ろだけではなく、左右の視界もあります。視界があまり良くないワーゲンにはこれを取り付けるとかなり改善されます。
ただし、前が若干見にくくなりますね。
フロントフードを開けるとトランクですが、給油口は右側面にあるので、低年式のように給油のたびにフロントフードを開ける必要はありません。
トランクは決して広いとはいえませんが、思ったよりは積めますよ。これがストラットサスペンションタイプの1302、1303ではもっと積めるようになります。
写真には写っていないですが、サイドミラーは低年式のヒンジミラーが付いています。個人的にはドアミラーよりもヒンジミラーの方が、後ろを確認するのに首を振る量が少なくなるので、私は好きです。
実際の走りについては、見た目はボロですが、よく走ります。ノーマルより車高が低いので、冬はちょっと不安・・・。
標準ヒーターは、そこそこ暖かいのですが、助手席側に大きな穴が開いているため、フロントフードの隙間から室内に外気が入ってきてしまうせいか、青空ちゃんの方が暖かいです。
乗り心地は、青空ちゃんが固めなのに対し、柔らかめです。悪くないですね。
何となく間延びしたレポートになりましたが、なかなか楽しい代車生活でした。