空見る三角窓
50歳
春分の日は以前も書いたように、我が家に青空ちゃんがやってきた記念日です。
2013年の記念日は特別な年となります。それは1963年式の青空ちゃんは50歳を迎えるためです。
私のところにやってきた時でさえ、31年が経過しておりました。自分の年齢より10歳も上の車です。一般的にはその時点で考えられないでしょう。
そして今、車齢50歳。製造されて半世紀が経とうとしております。もちろん、製造された当時と同じ状態を保っているわけではありません。多くの部品は、新しいものや車外品などの補修部品に交換されているといえます。
当たり前のように走る状態を保つということは、それなりの苦労が伴うことは否定できません。しかし、物心が付いた頃から現在まで、一番乗りたい車が、ワーゲンであり、青空ちゃんを手放してまで、他の車に乗りたいという欲求も全くありません。
私の場合、車が趣味というよりも、青空ちゃんが趣味、と言っても過言ではないのです。
青空ちゃんは今の車と比べて、おそらく不便な車でしょう。しかし、現代の車と同じように、目的地に私を連れて行ってくれます。乗用車は人を運ぶ物。
それは、何も変わらないでしょう。