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空見る三角窓

バグピクニックの過去および今後の考察。

 1995年春にCLEAVELAND主催、第1回バグピクニックが開催以来、今年(2010年)で15周年。北海道最大級のイベントに成長しました。

 そこで節目を迎え、欠場および自車不参加は2度のみの管理人が、このイベントについて個人的主観で考えて見ようと思います。

 はじめにお断りしておきます。私の意見はあくまでの1意見に過ぎず、賛同される方もおれば否定的な方も必ずいます。いろいろな意見を外に発信することで、より良いイベント運営に活かされる事が目的であり、他者を非難するものではない事をお伝えいたします。
 なお、本文中の敬称は省略させていただきます。

 バグピクニックは札幌の空冷VWショップ「CLEAVELAND」が「店と客のつながりだけではなく、客と客が交流する機会を設けたい」という思いから、当時帯広の空冷VWショップ「ファット・フェンダー」(現:ファット・モービル)と共同で企画運営開始されました。

 公式データはすでに消失しているため定かではありませんが、初回は30台程度の参加車両がありました。この当時、すでに公道で空冷VWと遭遇することはまれであり、そんな中実際所有し走行可能な個体がこれだけ集まるということは、VWファンとしてはこの上もないイベントでした。

 札幌組はCLEAVELAND店舗前に集合、目的地であるハイジ牧場へのツーリングは異様な光景ではありますが、空冷VWたちが連なって走る姿を窓越しに眺めながら、実に愉快なものでした。

 目的地駐車場に到着すると帯広組も連なって到着し、今までお互い会う機会がなかったオーナーたちが集まって自慢の各車を見ながら、

あれはどうなの?

これはすごいよ!

あんな事に遭遇したよ~

 など語り合い親睦を深めることが出来ました。今となっては懐かしい話です。

 実はバグピクニックは年2度開かれていた年や、現地集合形式の「バグミーティング」というイベントが開催されたこともありました。「ピクニック」はあくまでもツーリング、「ミーティング」は現地でゲームや催しを楽しむイベントでした。

 バグミーティングは2度開かれましたが、その後現在のバグピクニックに統合されました。2つのイベントをあわせると、2010年現在21回開催されたことになります。

 バグミーティングではバルブカバーレースや、プッシュドラッグレースなど新しい企画も試されました。私自身も両競技で優勝を果たしたことは良い思い出です。

 その後バグピクニックに統一され年1回開催に変更になってから、帯広組不参加や、他のクラシックカーイベントとの共同開催、そして主催元のCLEAVELANDの閉店等多くの出来事を経験しつつMERRY MAKERR主催の現在の形に至っております。

 2010年、私は体調不良のため愛車「青空ちゃん」のステアリングを握れず同イベントに参加しました。ある意味一歩下がった目線でこのイベントを見ることになりました。そこで感じたことは、

一体、このイベントの趣旨は何だろう?

という疑問でした。

 それは、たとえば自分の現在の精神状態や、自ら運転して参加したわけではないなどの要素はあるでしょう。しかし、今回感じたことは、今に始まったわけではなく以前から心のどこかに引っかかっていた思いをまさに確信した、という気がします。

 第1回に参加された方で、今回来ていた方はどれだけいらっしゃるでしょうか。あの頃仲良くなったオーナーさんはショップの方を除いて、誰も参加していません。もちろんオーナーをやめてしまった方や、別の地域に引っ越して行かれた方もいるでしょう。仕事の都合が付かない方も当然いるでしょう。かつて20代だった若者は、今や家庭持ちだったりといろいろな事情があると思います。

 しかし、「年に1度のイベントだから、何とか参加しよう!」というように感じることが出来なくなっているのではないでしょうか。

 もう一度、このイベントはどこに重点を置くのかを考えるべき時なのかもしれません。例えば、初回の頃の趣向で運営するならば、ツーリングがメインです。そうなると現地集合組はイベント趣向に合わない事になります。あくまでもツーリングのイベントですから、各拠点の集合場所から最終目的地までツーリングする事を楽しむのです。

 各自現地集合で、カーショーが目的ならば、参加車両がどのような車で、何が自慢なのかを他人に知ってもらう術を考えなければならないでしょう。

 そんな堅苦しいことは抜きで、場所を提供するから後はおのおのが好きなように楽しめばいい。というならばそれも1つの方法でしょう。

 しかし、どのような場合であっても、大切なのはタイムスケジュールだと思います。

何時集合何時解散なのか。

自由時間はいつなのか。

ゲームや催しものをする場合は何時から何時までなのか。

参加者にいかに正確にタイムスケジュールを知ってもらうか。

等。

 小規模なクラブミーティングであれば、参加者の顔や名前もわかるし、何となくで運営できるかもしれませんが、この規模のイベントはそうはいかないでしょう。

 イベント運営は正直大変です。いろいろなことに気を遣います。しかし、運営スタッフがイベントを楽しみ過ぎると、参加者が主体なのか運営側が主体なのか曖昧になり、中途半端になりかねません。

 「気にそぐわなければ、参加しなければいいでしょ?」と言われるならばそうかもしれません。私以外の人が皆今の形態で楽しんでいるならば、私が退けばよい話です。

 ただ、私の気持ちとしては、過去に参加していた人が、たとえ乗っている車が変わってもイベントに参加したい、見に行きたいと思うような、イベントに成長していってほしい、そう感じずにはいられません。

 2011年、開催20回を迎えます。これを機に皆さんもこのイベントはどうあるべきかを考えてみると良いのではないでしょうか。


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