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空見る三角窓

カーショウに出てみよう

 フォルクスワーゲンという車は、旧車として見た場合、正直特別珍しい車ではありません。単一車種としては世界一の生産台数を誇るので、現存する数も比較的多いですし、現在でも交換部品が社外品ではあっても、他の旧車に比べて手に入りやすいからでしょうか。

 さて、クラシックカーというジャンルは一体どのくらい古い物を指すのでしょうか?海外ではかなり厳しい規定があるイベントも多いようですが、日本では1974年以前に生産された車のことを指す事が多いようです。もし、これが戦前モデルを指すのであれば、敗戦国という事もありますが日本で所有するオーナーの数はかなり少ないでしょう。現在の日本には古い物を大切に使い続けるといった考えが正直言って一般的に無い、と断言しても良いくらい少ないと思います。少数派である私たちのように古い車を愛し、大切にしている者からすれば何とも寂しいお国柄です。

 そんな新しい物好きで、使いもしない付加機能てんこ盛り大好きな国である日本でもクラシックカーのイベントが全国で開催されております。もしお住まいの近くでそのようなイベントがあるならば覗いてみましょう。10、20代の方からすれば現代車と違った雰囲気を持つ車が勢揃い。30代以降の方は幼き頃によく見た車、昔あこがれていた車、かつて所有していた車などに出逢う事が出来ます。

 しかし、このような旧車のイベントは見るだけが楽しむ方法ではありません。そう、自ら参加するのです。「え?別に珍しい車じゃないし、出たって・・・」と思うかもしれません。私もそうでした。でも実際エントリーしてみると、今までとは違うものを感じたり、接したりすることがあります。
 ギャラリーの反応を見る事が出来るのはイベントに参加しないと味わう事はなかなか出来ないでしょう。車は所有者の色が出やすいものです。自分の車は他人からはどのように見えるのかを知る事が出来ます。
 同じ車に乗る方や、かつて乗っていらした方、これから乗りたいと思っている方とお話出来る機会も広がります。そこから新たな人脈が出来る事だってあります。

 イベントに参加するに当たり、一番辛い事と言えば、会場に1日中いなければならない事です。朝早く会場に入り、夕方閉会するまで基本的にいる事になります。その時間をいかに過ごすか、です。仲間を集って数台でエントリーすると退屈せずに済みます。後は友達に同乗してもらったり、現場に来てもらうと良いでしょう。
 是非会場に持って行きたい物はくつろぐための椅子やテーブル、パラソルです。あと飲み物は多めに持って行きましょう。夏のイベントはとにかく暑いですから喉はカラカラ、水分が欲しくなります。

 カーショウというとどうも賞を取らなければ意味がない、という事ではなりません。多くの人に自分の自慢の愛車を見せびらかすことが一番の楽しみだと思いますよ。古い物が立派に現代でも使われ続けている事を見てもらう事、それを知ってもらう事はとても大切だと思います。

 そして、万が一受賞してしまったら・・・、それは非常に幸運ですね。


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