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ねこの窓の向こう側 北海道・札幌で走り回るかぶと虫・「青空ちゃん」他空冷VWの話題を発信中!

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空見る三角窓

太陽の恵み?!

 冬。寒い冬。車に乗ればそんなことは感じられない、と言うわけではないのがこの車の特徴です。外が寒いと比例して室内も寒いのです。それはなぜか?空冷エンジンのワーゲンはラジエターと言うものが存在しません。普通の水冷エンジンの車はエンジンを冷やすためにラジエターというものがあり、冬場は暖められたラジエター液を利用し、その熱をヒーターとして利用しています。しかし、ワーゲンは先も述べたようにラジエターがないので同じ方法で室内を暖めることができません。

 では、暖房無しなのか?というとそんな自殺行為な事はありません。ヒートエクスチェンジャーと呼ばれるものがあって、エンジンで発生した熱を利用し暖めた空気を室内に送り込むのです。それでは寒くないじゃないか、というとそうではなく、その熱量、熱風が不足しているのです。
 アイドリング中は室内に送り込む風力が不足し、熱風が非常に弱く、走り始めると風力は増しますが、十分ではなく、熱量も不足気味なのです。
 氷点下が当たり前の北海道の冬では少々(というよりだいぶ)貧弱な装備かもしれません。それを補うために燃焼式ヒーターというものもあります。これは軽油などを利用し、通常のストーブのごとく燃焼させて発生した熱量を室内に送り込むというものです。とてもあったかで快適な冬を遅れるでしょう。

 さてさて、うちの青空ちゃんには残念ながら燃焼式ヒーターは付いておりません。なぜ付けなかったかというと、まず父に「車の中で火をたくなんてもってのほか」といわれたため。確かに一理ある。もうひとつの理由はこの装置を取り付けると、ただでさえ容量の少ないトランクがふさがってしまい、荷物が載せられなくなってしまうためです。これは辛い・・・。
 程度の良い純正のヒートエクスチェンジャーが付いていればそれなりに熱量を発生するため、何とか冬を越すことは出来ます。(が、寒いです。)よってわたしは厚着をして車に乗り込むわけです。そうすると寒くない、寒くない・・・、と我慢できます。
 運悪く社外品のエクスチェンジャーが付いていたら寒くて大変です。熱量が不足というレベルではありません。辛いです。助けてもらいたいです。

 そのような冬でも青空ちゃんは元気に走り回ってます。日中天気が良いと気温が低くても車内はちょっとだけ心地よくなります。それは太陽の光が車内を照らしてくれるとその暖かさを感じられるからです。まさに太陽の恵みですね。


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