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スピードメーターの罠?その3

もう勘弁してください・・・。ああ、神様ぁ!!(謎)

注意!
 このページを見て真似をしたことで起きたトラブル等は当方では一切責任を持ちかねます。各個人の責任の元で作業してください。

スピードメーター内部本体側清掃の図   写真は清掃済みなので解りづらいかもしれませんが、赤丸の部分、カップ状のものがメーターの針とつながっています。このカップ状の部品にびっちりと前ページ赤丸部分についたグリスが流れ込んでいました。針と共に回転する部分にそんなにグリスが付着していると抵抗になってしまいます。原因はこの辺りでしょう。


スピードメーター内部工藤ギヤ側清掃の図  こちらがメーターを動かす機構のユニット。むろん清掃済みの写真ですが、緑丸部が磁石になっており、ここがメーターケーブルと連結して回転します。すると先ほどのカップ状の部品が磁力により引っ張られ回転しようとします。当然0表示に針を戻すためのスプリングがついていますのでいっしょに回転し続けることはないですが、磁力とリターンスプリングのバランスによって針の位置が決まるわけです。
 上の写真の赤丸部分に、カップ状部品の中央部についている軸がささり、メーターの針が支えられているのですがここの動きの滑らかさ(文字盤側にも軸がついているのでそこも関係あり)メーターの針自体の重さ、リターンスプリングの強さがメーターの触れ具合、精度に関わってくるため、適切な処置をしてやらないと、組み立てて動くようになっても正確な値を示さなくなってしまいます。

 さて、緑丸の部分にもぎっしりとグリスが付着していたため、綺麗にしてやります。そして赤丸の軸穴に機械油(ミシン油のように粘度の低いもの。スプレータイプは不可)を1滴付けておきます。カップ状部品の軸も綺麗にしておくことはいうまでもありませんね。文字盤側の針の軸穴部にも1滴機械油を流しておきます。
 後は分離した部品を軸と軸穴を合わせつつ組み立てます。手で軽く針が動き、手を放してきちんと針が戻るかも点検します。結局素人作業なので、この程度しか点検は出来ません。
 ケースに収めて再び点検治具に接続し動きを見ます。元のマイルメーターと動きを比較し大体同じような針の振れ方をすればたぶん大丈夫でしょう。
 最後に窓ガラスを綺麗に拭いて止めリングと共にはめ込みカシメ部分を曲げ直して完了です。


メーター取付作業  メーターを外したインパネ裏はこんな感じです。ビス2本で止まっていますが、スピーカーのマウントと1本干渉して回せない車もあるかもしれませんね。うちの車は少しだけビスの頭が見えていたので細めのドライバーで何とか閉めこむことが出来ました。干渉する車はスピーカーグリルを外してスピーカーマウントを外して作業するか、干渉するマウント部分をカットするかでしょうか・・・。


メーター取付完了 メーターとインパネの間にゴムシールをはさみ(これが難しい!)ビスを締め、電球やメーターケーブルを取り付けて作業終了です。


メーター交換後、正面からの図  正面から。本当に苦労しました・・・。メーターの精度は解りませんが4速2000回転で約65km位なのでおそらく許容範囲かな?という感じです。針の振れも車速に合わせて動くようになりました。
 苦労したので動いたときの感動はやっぱり違いますね。でも、もうこんな作業は勘弁してほしいです・・・。(笑)最後にインパネに取り付けるとき、手伝ってくれたいけだ氏、ありがとうございました。とても助かりました。

終わり


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