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苦しい工作その14-リアフォグ・バックアップライトユニット製作

 高年式のワーゲンはまだしも、低年式のテール&ブレーキ灯は現代の車と比べるととても小さく、暗いので安全性を考えると非常に不安。そこでどうにかしたい装置がありました。
 それはリアフォグ。大雨や霧の出ているとき自分の居場所を周りに知らせるために欲しかったのですが、どこに付けるかと電力不足が課題で、なかなか実現しませんでした。

 ここに来て、LEDを使った工作をしたおかげでひとつの案が浮かびました。
「バックアップランプの中にリアフォグを仕込めば新たに取り付ける方法を考えなくても良いのでは?」
 これはたまたま車屋でメカニックさんと話していたときに出たアイデアです。(感謝)そんなわけで材料を揃えて試作してみることにしました。

 やっぱり電気は怖いよ、だから肝に銘じてね。

注意!
このページを見て真似をしたことで起きたトラブル等は当方では一切責任を持ちかねます。各個人の責任の元で作業してください。


作成したリアフォグ・バックライトユニット  いきなりですが試作品の内部写真。製作工程は省きます。簡単に説明するとリアフォグ用赤色LEDが20個、バックアップランプ用白色LEDが6個、計26個仕様です。最初は赤色24個で組んでいたのですが、他の電子パーツを取り付けるスペースが苦しくなったのと、トラブルで破損したため20個にしました。(をい)部品の提供は赤色&一部抵抗を例の如くtaku氏より。ありがとうございました。後は札幌の電子パーツ屋で購入。

 今回テール灯の時以上に、部品の取り付け位置は苦労しました。何度もつけ直したので基盤の部分はボロボロ・・・。次作ることがあったらだいぶマシになりそう・・・(もう作りませんって!)
 白色LEDは3.6V20mAタイプ。前回は定電流ダイオードで制御したのですが、在庫が無かったことと、さらに低コストで組むためにあえて抵抗制御にしました。オルタの発電が安定している車なら良いのですが、うちのは不安定だからね・・・。
 定格電圧を14.4Vと仮定、白色3個に対して180オームの抵抗を直列に接続、これを中心に2列配置。
 赤色LEDは2.0V20mAタイプ。最初は5個に対して220オーム抵抗を直列に接続し周辺に4列付けたのですが、どうも12Vの直流電源でテストしたとき、後から逆流防止用に整流用ダイオードを取り付けてテストしたときと比べ明るさに変化がありました。整流用ダイオードは性質上0.6~0.9V程度電圧が下がってしまうらしいので、影響が出たものと思われます。そこで急遽4個1組にして5列作る仕様にしました。抵抗は整流用ダイオードの電圧低下も考えて、あえてそのまま220オームの物を使いました。
 このような考え方は本当は良くないのでしょうが、赤色LEDは定格より少々大きな電流が流れても壊れにくいらしいのでその辺りもちょっと考慮に入れています。
 その代わり、白色LEDはそこまで強くないので整流用ダイオードによる電圧低下は加味しておりません。
 気休め程度に管ヒューズも装着。


リアフォグの点等状態  とりあえず、ボロボロの予備で保存してあるバックアップランプのケースに組み込みテスト。リアフォグとして点灯。


バックライト点等状態  そしてその状態でバックアップランプ側の回路をON。出来ればもっとLEDの数を増やせれば良いのですが、そうするとスペース上の問題で赤色の数も減らさなければならないので難しいところです。いろいろ配置を試し、妥協の結果がこんな状況です。正面から見れば中心だけかなり明るいです。周辺はどうしてもこのLEDの特性上暗くなります。

 ちなみに今回、回路図は載せません。簡単に機構を説明すると白色LED側の回路がONすると、それと連動してリレーが作動し、フォグ側の回路をOFFにします。
 仕上げにリレーに気休め程度ですが表面にアルミテープをはり、基盤裏をグルーガン(ホットボンドとも言う)でコーティング。


リアフォグ・バックライトの動作  内部ユニットをバックアップランプケースに組み込み、新たにリアフォグ用の配線をします。従来のバックアップランプだとマイナスはケースグランドとしていましたが、どうも固定するマウントと接触が良くなかったので今回マイナスは基盤からバンパーに接続することにしました。

 外に出て点灯テストしてみましたが、日中でもバックアップランプは見えますが、電球色ではなく白色、しかも中央のみが光ってますので違和感ありますね。認識性としては電球に劣ります・・・。仕方がないです。数増やすのはきついし。

 フォグの方は日中ならばまぶしい、ということはなさそうですが、実際吹雪とか大雨、霧の状況でどれだけ認識性があるかは、そのような環境の時に後ろについて一緒に走ってもらわないと解らないですね。
 どうしても中心部はバックアップランプになってますので、そこだけ穴が空いたように暗くてちょっと間抜けかもしれませんが、これも仕方がないでしょう。もうちょっとレンズ面との距離が稼げれば、目立たなくなるでしょうが、これ以上距離を取れませんでしたので。後は照射角がもっと広いLEDにすればだいぶ目立たなくなるでしょうね。

 とりあえず、しばらくこのまま使ってみて、いまいちならまた考えるかも??

終わり


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