青空ちゃんギャラリー
苦しい工作その9-ベルトねじれ防止
巻き取り式シートベルトになって喜んだのはつかの間。どうも着脱しているとベルトがねじれるのです。コレは使い勝手がよろしくない。
原因をいろいろ考えてみたところ、’66年以降や、一般国産車と違い、肩から延びてくるベルトの部分が、座席の背もたれとほぼ同じ高さから来るため、肩の辺りで一度ベルトがちょっと下から上ってから腰の方に延びる形(山型になる)のため、肩の部分の金具がどうしても水平にならず、斜めになるためのようです。
背もたれと、ベルトの高さこんな感じです。
しかし、コレは構造上取り付け位置はどうにもならないので他の要因を考えたところ、上の写真の赤矢印の部分、ベルトと金具の隙間が広いため、ねじれてしまうのではないか?と思われます。
国産車のベルトを調べたところ、このような隙間が無い事を確認。そこで隙間を狭める事を考えてみました。
いつもの如く、お約束。
注意!
このページを見て真似をしたことで起きたトラブル等は当方では一切責任を持ちかねます。各個人の責任の元で作業してください。
写真は助手席側ですが、金具のカバーを外します。爪でついているだけなので浮かせば外れます。ただ、今回いろいろ実験するに当たり、片側の爪が折れてしまいました・・・。ちょっとコツがいりますので注意しましょう。
隙間を狭めるのに、丁度余っていたアクリル板(確か1mm厚)を10×50mm(だったと思う)に切り取り、面取り等します。
ベルトの当たる下部にこのように貼り付けます。今回使用したのは市販の強力タイプ両面テープ。本当はアクリル板も黒ければ良かったのですが、廃材利用でして、黒の在庫を持っていなかったのです。ベルトを傷めないようにきっちり面取りしましょう。
今度は運転席側の写真ですが(統一性のない奴)金具のカバーを取り付けベルトを引っ張ってみます。下の方がねじれていますが、金具カバーの当たりでは増設した板のおかげでねじれていません。
お手軽改造ですがねじれにくくなり、効果大です。あとは着脱しやすい形状の金具であれば理想通りなのですが、そればかりはどうにもなりませんね・・・。
※2018年現在、両面テープで取り付ける方法では、車内温度変化が激しい状況で剥がれてしまう事が多いです。剥がれるたびに張り直すが面倒なので現在はねじれたら直す、という事で取り付けていません(笑)